聞見会新聞第五号がセブンイレブンから印刷出来るようになりました(4/12まで限定)

聞見会新聞第五号をセブンイレブンから印刷出来るように致しました。

予約番号は 2TDD82E6
有効期限は 2016/04/12 です。

印刷価格は320円となります。
印刷費はご負担頂ければ幸いです。

尚、上記のように期限が定められておりますので、セブンイレブンでのプリントをご希望の方は、ご遠慮無くお申し付けくださいませ。
※期限が過ぎた後も、ネットプリントを希望する方が複数いらっしゃった場合再開する場合があります。

なお、発送については慈海の都合で遅れています。
今週末に発送手続きの予定ですので、もうしばらくお待ちください。

また、本願寺福井別院、本願寺吉崎別院、他某所にも置いてございます。もし見かけたらぜひ手に取ってみてください。

聞見会新聞【第五号(平成28年3月15日発行)】

聞見会新聞 第五号 が、出来上がりました。
送付ご希望のご連絡くださっていた方々には、近日中に発送手配いたします。
お手元に届くまでしばらくお待ちください。

また、今回もPDF版をご用意しました。
ご希望の方はこのページ下からダウンロードしてご覧ください。

今回のコンテンツは、下記の通り。

  • 法話は島根県邑智郡 遍照山明光寺住職 西原 慎治 師 寄稿
    『知恩報徳恩徳讃の味わい』
  • 林遊さんのWikiArcより『もし念仏するものは、これ人中の分陀利華なり』を転載
  • 『御同行より』は、小合あゆみさんのご寄稿
    『興禅寺さま報恩講にて』の、第二回です。
  • 林遊さんのWikiArcより『たすけたまへとおもへば』を転載
  • Facebookに掲載した慈海のひとりごと『「感話」休題』
  • 会計報告
  • お知らせ
  • 聞見会について
  • 『阿呆堕落偈(前川五郎松著)』より、”た~と”の段

*「念力門」は、今回おやすみしました。
続きは次号に掲載予定です。

この聞見会新聞をご希望の方は、下記[配送希望フォーム]より、必要事項を入力の上、ご連絡ください。
代金は不要です。送料もこちらで負担いたしますが、もしよろしければ、聞見会の活動に寄付くださいますと嬉しいです。

次号(第五号)は、平成28年6月に発行予定です。


■ウェブ版PDFダウンロード
icon_pdf_1r_641  聞見会新聞【第五号(平成28年3月15日発行)】PDF 版


■ 配送希望フォーム

 

死ぬ話・わからない話

先日、叔父の葬式があった。

先月も親戚のおばさんがお浄土に参られたばかりだ。あわただしくまた帰郷してきた父の曰く
「お浄土の方にいってしまった人の方が多くなったなぁ」

昨日は、となり町のお寺さんでの御正忌報恩講で、御法話取りつぎの大役を仰せつかっていた。叔父の悔やみに駆けつけたあと、そのお寺さんに走った。

「これから、わからない話をします」

そう切り出した話は、死ぬ話であった。
深川和上は
「死ぬ話はいいねぇ」
とお話しされたそうだ。

叔父の遺体を、どうみても死んだとしか思えないその姿を思い出しながら、「死ぬ話」をする。

「どんだけ考えても、考えても、考えても、死んだとしか思えないけれども、仏様はお浄土に生まれたとおっしゃる。こんなわけのわからない話はないです。」

わからない話はいい。
わかる話はいずれ忘れるもの。

なんまんだぶ なんまんだぶ なんまんだぶ

ほんとうに「おそろしい」人

先週末のこと。

福井別院にて、掃除中、みるみる本堂の気温が下がっていくのがわかった。

そういえば、来週はかなり冷え込むと天気予報で言っていたのを思い出す。

おあさじ(朝の勤行)にお参りにこられる方々の足元が気にかかる。

今年はなかなか雪が積もらないけど、来週は雪かきの覚悟をしておいた方がよいかもしれない。

昨年末のこと。

仲良くしてくださっている僧侶の先輩と、夜遅くまで話し込んでいた。

その日はその先輩が別院の宿直で、勉強会と称して、時々時間を作ってくださる。

勉強会、といいつつもあまり勉強といえるような内容ではないが、それでも仏法談義に花が咲く夜である。

翌朝、別院のおあさじにお参りして帰ろうと、時間より少し早めに本堂に行くと既に二人ほどお参りの方がいらしていた。

毎朝欠かさずお参りされてらっしゃるおじさん二人だ。しかしその手もとには、お数珠ではなく雑巾が握られていた。

「何されてらしたんですか?」

「あぁ、ちょっとね。やろうかってことになって」

と本堂の窓の方を向くおじさん。
もう一人の方が手を伸ばして上の方の窓を拭いている。

顔が熱くなった。
冷や汗が吹き出す。

「わ、私もやります!雑巾どこですか?」

「あぁ、これはうちから持ってきたんや。いいよいいよ、もう十五分くらいで始まるやろ。ゆっくり座ってね。」

さらに冷や汗が吹き出した。
あわてて本堂の裏に走り雑巾を取って本堂に戻ると

「もういいよ、あらかた終わったし。」

雑巾が慈海の手汗でじっとり湿った。
何もさせてもらえなかった。

前の晩、先輩とお聖教の難しい言葉を並べて、本願がどうとか信心がどうとか、ありがたいとかありがたくないだとかほざいていた自分が、なんとも恥ずかしく感じて、頭が上がらなかった。

完全にノックダウン。
やもすれば本当に、腰を抜かしそうであった。

明日朝もまた、同じ面々がおあさじに揃うだろう。

モップを握る手に力が入る。

なんまんだぶ なんまんだぶ なまんだーぶ なまんだーぶ なんまんだーーぶ なんまんだぶ なんまんだぶ なんまんだぶ

「風の音がおそろして」

「一睡もできんかった」

朝、おあさじ(朝のお勤め、朝勤行)の準備をしていると、母が青白い顔で起きてきた。

「風の音がおそろして(恐ろしくて)
おそろして、もうぜんぜん寝られん。ああ頭が痛い。。。」

「なんや、毎年のことやのに。」

余計なことをいった。

「そんなこと言ったってあんた!どんだけおそろしかったって!まどわれるんかとおもうくらいhfかkbんdkskjxjdksっbgtけkうぇrちゅういおpq……!!!」

元気だ。

「寝てれば?全部私がやりますから」

ごそごそと部屋に戻っていく母。
見ればお仏飯も炊けてない。というか炊飯ジャーの釜は昨日洗ったままで、予約セットするのも忘れてたようだ。

急いで米をとぎ、炊飯ジャーにセットし、掃除して仏間のストーブに火を入れ……、としていると、汗が浮く。

慈海がうろうろしているからか、ネコたちのテンションも上がり、走り回る。

そんなことをしているうちに、米が炊けた。お仏飯をよそい、お供えして衣に着替え、香を焚き、仏前に座る。

母はやはり出てこない。
よほどおそろしかったのだろう。
疲れて眠ってしまったようだ。

少し小さめの声でお勤めをする。

夜の暗いうち、息子もイビキをたてて眠っているうちは、いくら家のなかでも不安だったのだろう。

吹雪いていても、明るくなって、息子もガタガタし始めたら、安心したのかもしれない。

「お仏壇の前はいいですねぇ。安心して不安でいられる。」

昨日のお参りのとき、そんな話をした自分の声を思い出して、深く合掌礼拝した。

なんまんだぶ なんまんだぶ なんまんだぶ

【日程変更しました】第十五回「念仏会(ねんぶつえ)」開催のお知らせ(2016年2月)

2016年2月の「聞見会念仏会(ねんぶつえ)」を下記の通り開催します。

第十五回 聞見会念仏会

【開催日時】 2016年 2月6日(土)7日(日)15:30
※日程が変更になりました

【開催場所】 慈海宅 仏間

1月に引き続き、今月も慈海宅で開催いたします。

なお、3月は今のところ、

3月5日(土)

の日程で開催を予定しています。
おそらく3月も慈海宅での開催となると思われます。

4月以降も毎月第一土曜日か、日曜日での開催を考えていますが、
4月については、本願寺吉崎別院の「蓮如忌」法要のタイミングに合わせて、他のイベントも企画したいと考えています。

 

ちなみに、
開催日時、場所については急遽変更がある場合があります。
その場合は、Facebook「聞見会グループ」か、このサイトにお知らせを掲載しますので、どうぞご確認くださいませ。

どうぞ、一緒にお念仏しましょう。
なんまんだぶ


 

しばらくお休みしていました。

色々とバタバタとしていたことから、2ヶ月ほど会の活動をおやすみしていました。

新聞も6月に発行する予定でしたが、発行できないまま時間が経ってしまいました。すみません。
予定では、9月中に第5号を発行予定です。

また、毎月開催していた聞見会念仏会も、7月と8月はお休みしました。
9月は開催予定ですので、日程決まりましたらまたご案内します。

それと、放ったらかしになっているUSTでの放送も、9月からまた再開予定です。
毎日は無理かもしれませんが、できるだけ放送できる日は、朝もしくは夜に放送しますね。

おやすみしている間に、色々と今後の計画など考えなおしたり色んなアイディアがあったりしています。それらもまたココでご紹介していきます。

どうぞお念仏はらいっぱい。

なんまんだぶ なんまんだぶ なんまんだぶ

「後生は蚊になる」

蚊が湧く季節になった。
気がつくと足の指やらさされていて、鬱陶しい思いをする。

先程も、なんだか痒いなと思ったら、あちこちに、ぷくりと蚊のさいた痕。

こんにゃろう、どこにいるんかと見回すと、堂々と腕にとまってきた。

反射的に潰そうと手が動く。
が、思いとどまって挙げた手をそっと降ろす。
ここで潰したら慈海の敗けだ。

以前、口の悪い「念仏やくざ」こと、林遊さんが、こんなことを言っていた。

「お浄土には八功徳水ってのがあるらしいけど、この八功徳水ちゅうのはたぶん酒やろう。
うんまーい酒が湖のようにあるらしいさけ、お浄土いったらたらふく飲むんや。
けど、きっとすぐ還相して、娑婆戻ってこいと戻されるやろうから、そしたら俺は、蚊になって生まれようと思う。
そしたらな、ぷーんと飛んでたらすぐパチンと殺されるやろ。
そしたらまたすぐお浄土戻って八功徳水にありつけるやろ。
だから俺は後生、蚊になろうと思うてるんや。」

慈海の腕にとまっているこの蚊は、きっと還相してきた林遊さんやろう。
まんまと潰されて、お浄土に戻るつもりや。

そうやすやすと、八功徳水にありつかせてたまるか。
ここで潰したら慈海の敗けなのである。

うんまーい酒じゃなくて、慈海の脂ぎったまっずーい血をたらふく飲ませて、悪酔いさせちゃるのだ。

ざまあみやがれ。

なんまんだぶ なんまんだぶ なんまんだぶ