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聞見会

お念仏の会

第十七願

仏教を勉強したいという方へ

2015年4月10日 by 慈海

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「仏教を勉強したい」という方がたまにいらっしゃる。

そういう方には、まず、朝晩のお勤めをお勧めしている。
毎朝、毎晩、正信念仏偈和讃を読誦し、御文章を拝読するのだ。
巷にあふれている、いわゆる”わかりやすい仏教”系の本を読むより、お勧めだ。

しかし、毎日の継続と言うのは、たしかにしんどい。
忙しい日常の中、毎朝毎晩、30分ほど(なれればもっと早くできるかもですが)時間を割くのは、なかなかしんどいものだ。
さらに、読誦したことがない人にとって、あの節(ふし)は、結構ハードルが高い。
聖典が手元にあったとしても、なかなか難しいのだ。

そういう方には、こうお話している。

「三年ほど、西の方角を大事にしてみるといいですよ。
極楽浄土というのは、西の方角にあるらしいから。
寝床が、西の方角に足が向いているなら、位置を変えてみたり、外に出た時に西の方角がどっちか気にしてみたり、夕日を見つけたら、そっと手を合わしてみたり。
手を合わすのが恥ずかしかったら、そっと自分の耳に聞こえるくらいの声でいいから、なんまんだぶ ってつぶやいてみる。
コンパス持ち歩くのもいいかもしれない。
気が向いたら、西の方角を探して、そしてそっと なんまんだぶ ってつぶやくことを、三年ほどやってみると、西の方角がありがたくなりますよ。」

自分が五年ほど前に、師に言われて実践していたことだ。

慈海も、一時期コンパスを持ち歩いていた。
出先で、西の方角を訪ねてみたりすることも多かった。
実際慈海に西の方角を尋ねられたかたも、これを読んでいらっしゃる方の中にはチラホラいらっしゃるかもしれない。
そして、西の方角に気が向いた時、ちいさく 「なんまんだぶ」と、自分の耳にささやくのだ。

今でも、ふと気になると、西の方角はどちらかと探す時がある。

本を読んでも、仏教というのはわからない。

特に、戦争で親兄弟を無くし、貧乏で真っ黒になってあえぐように生きながら、そんな、現代の私達が信じられないような苦悩のどん底の中で、ひたすらお念仏を称えてきた先人達の、その行動原理を理解することはできないだろう。

仏教というのは、頭で知ることではない。
頭で知りたければ、まず、実践が不可欠であろう。
実践のない仏教はない。

行(ぎょう)のない、仏教というのは無いのだ。
行の前に、虚ろな「信心」とかいうものは、存在しない。

しらんけど。

大行とはすなはち無碍光如来の名を称するなり。この行はすなはちこれもろもろの善法を摂し、もろもろの徳本を具せり。極速円満す、真如一実の功徳宝海なり。ゆゑに大行と名づく。
しかるにこの行は大悲の願(第十七願)より出でたり。すなはちこれ諸仏称揚の願と名づく、また諸仏称名の願と名づく、また諸仏咨嗟の願と名づく、また往相回向の願と名づくべし、また選択称名の願と名づくべきなり。
(顕浄土真実行文類 大行釈)

なんまんだぶ なんまんだぶ なんまんだぶ

カテゴリー: 口耳四寸記 タグ: 大行, 第十七願

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