早朝の鳥の声がまた賑やかになってきました。夜中にネコの唸り声を聞いたり、日中から本堂脇にイタチを見かけたり、夜にはタヌキも喧嘩しながら通り過ぎて行ったり、動物たちもにわかに活気づいてきました。もうすぐ春だなぁ。梅の香りでも探しに行きたくなります。今日はいい天気。
歳を重ねるごとに、冬の寒さのなかで春の兆しに気づくようになってきたのは、季節はめぐることを知ったからでしょうか。
先日、父が急に
「おい、お念仏があってよかったな!」
と声を上げました。
何事かと思ったら、死ぬということがわからなかったけれども、行くところがあるということやなぁと。それはとても幸せなことやなぁと、しみじみ語り始めました。
ありがたいことです。
なんまんだぶ