午前中、急きょ代理で依頼いただいた施設でのご法話にうかがっていました。
お取次ぎが終わり、ご文章を拝読して会場を出る際に、合掌礼拝した際、頭を下げている慈海に向かって涙声で
「ごえんさんありがとうございます ありがとうございます なんまんだぶ ごえんさんありがとう ありがとう…」
とおっしゃるのが聞こえてきました。
慈海の目頭にも熱いものがこみ上げてきて、頭を上げることができず、礼拝したまま震え声でこちらも「ありがとうございます ありがとうございます なんまんだぶ なんまんだぶ ありがとうございます…」と繰り返していました。
職員さん方もいらっしゃるし、なんだか恥ずかしくなって、そそくさとその場を立ち去ろうとすると、施設から出るとき、聞いてらした方々が皆さんこちらを向いて手を合わせていらっしゃいます。
深々と再び礼拝して後ずさるようにその場を離れました。
「人に仏法のことを申してよろこばれば、われはそのよろこぶ人よりもなほたふとく思ふべきなり。仏智をつたへまうすによりて、かやうに存ぜられ候ふことと思ひて、仏智の御方をありがたく存ぜらるべしとの義に候ふ。」(蓮如上人御一代記聞書 )http://labo.wikidharma.org/…/%E8%93%AE%E5%A6%82%E4%B8%8A%E4…
との蓮如上人の仰せが帰りの車の中で何度も思い起こされて、なおさらかたじけない気持ちになりました。
なんまんだぶ