なんなんやこれはということを、知りたくて

母方の祖父がお浄土に参られてから三十年以上経つ。その祖父が生前ポツリと話したことなどを、今時々耳にする。その一言にハッとさせられる。よく法を聞いてこられた祖父のその一言が、数十年の時間を超えて、慈海にお浄土に手を合わさせしめ、お念仏を申させしめる。

なんなんやこれは。

この、なんなんやこれはということを、知りたくて慈海は真似のお念仏をしているのかもしれない。

なんまんだぶ