これから静かな秋そして厳しい冬の準備に入っていきます

報恩講も終わり、来年春の御忌法要まで吉崎別院では大きな法要もなく、これから静かな秋そして厳しい冬の準備に入っていきます。

おあさじ前の掃除ではちらほらと蝉たちの死骸を見つけるようになりました。

読経の声に反応してか、お勤めを始めると一斉に境内の蝉たちがにぎやかになりました。彼らにも無常を知るすべがあったのでしょうか。ただの恋の叫びには聞こえず、お勤めの声が少し大きくなります。

「それ帰命といふはすなはちたすけたまへと申すこころなり。されば一念に弥陀をたのむ衆生に無上大利の功徳をあたへたまふを、発願回向とは申すなり。」

今朝の御文章での蓮如上人のお示しではございました。(五帖十三通)

南無とたのませしめ、阿弥陀仏と大悲を味あわせしむ。

なんまんだぶ なんまんだぶ なんまんだぶ